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輝き燃ゆる
南天雄鶏図

虎よ、虎よ、夜の林に
あかあかと輝き燃ゆなる。
いかなる不死身の手または眼の、
よくも造りし、汝が恐るべき均整を。

Tyger! Tyger! burning bright
In the forests of the night,
What immortal hand or eye
Could flame thy fearful symmetry?

ブレイクの有名な「虎よ!虎よ!」ですね。英語のリズムが美しいです。

この詩も訳が色々あるけど、私はこの文語調の訳が一番好きです。
訳って難しいですね。元の詩の太古の森に響くようなリズムがどうしても失われます・・
三行目のところの盛り上がりが、演歌でいえばきっとサビ的に盛り上がるところなんでしょうが。

とまあいきなり何だか世迷い言で始めました。ブログ、放置しすぎでした。

伊藤若冲といえばいまさら何をかいわんやなのですが、「輝き燃ゆる」といえばこのかたでしょう、やっぱり。

この絵は南天雄鶏図。
天上から降り注ぐ炎のごとき南天の下、まさに「いかなる不死身の方が造りしや」、といった感じの完璧な雄鶏がきりりと立っております。そう、これは輝く「雄」であります。

若冲は生涯独身で、女性恐怖症もあったということですが、彼の絵にはかなり性的イメージを喚起するような絵が多いです。それも奥からひっそりと。

老松白鳳図

こちらは老松白鳳図。

この鳳凰の顔は上気した仙女の面差しです。この鳳凰の目はどう見ても女性のものなり。
非常に女性的で尾羽のソリ具合に女体のフォルムを感じません??

棕櫚雄鶏図


そして、私を見つめる目・目・目・・・・

棕櫚雄鶏図。
先月国立博物館にて辻先生の講演を聞いてきたのですが、若冲の絵はこちらをみつめているそうで。

この棕櫚の葉の根元にある穴は目のようにこちらをじっと見ております。

若冲の絵には植物の虫食い穴がかかれているものが多いですが、アレも向こうの世界からこちらを覗く穴に見えてきます。

画面という創造された虚構の世界を通して覗いてくる目。
見られるものと見るものの立場が逆転したことに気づいた時、鑑賞者の胸に強い感情を呼び覚ますのでは?若冲の魅力の一つだと思います。

鶏絵に雄性を感じてしまうと言いましたが、それならこれは漢軍団???

群鶏図

例によって支離滅裂になってまいりました。

若冲絵のセクシャルさと覗く目についてはまたそのうちもうちょいまとめたいと思ってます。

オマケ

仏教に帰依した若冲はこんな絵も描いてますね。

なんとも可笑しみと哀しみの同居した絵で私の好きな一枚です。

野菜涅槃図

野菜涅槃図

釈迦=二股大根を囲んで嘆き悲しむ野菜たち。野菜たち、みな悲しんでます。
後ろの玉蜀黍までしおたれてます・・・




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黄昏そめて私は眠い
等伯2

等伯


   死は涼しい夜
   生は蒸し暑い昼間
   早や黄昏そめて私は眠い
   昼間の疲れは私に重い


長谷川等伯の「松林図屏風」です。

この絵の寂寥感は凄まじく、等伯が期待をかけていた一子を亡くした時の心持が恐ろしいほどに見る側に浸透してきます。
長く見ていると吸い込まれそうに。

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